屈折した幸福感を味わうストロベリーナイト

ストロベリーナイトショーはテレビで好評を博したことから、堀口純男が漫画化したことでも話題になりました。
また2013年にはストロベリーナイトショーは映画化されることになっていて、その内容は、このシリーズ作品が原作となっています。
このストロベリーナイトショーという作品は、簡単に言うと、警視庁捜査一課殺人犯捜査係の女性警官、姫川玲子をはじめ、個性的な刑事が凶悪事件に挑む警察小説です。
そして、ストロベリーナイトショーのストーリーは、全5章から成り、3章までは主として犯人の視点からのモノローグが解説されています。これまで、抜け殻のようになっていた人間が、ストロベリーナイトショーを見ることで、どんどん熱くなっていくというわけです。

ストロベリーナイトショーというのは、やる気にない人間を奮起させるショーと言っても過言ではありません。ストロベリーナイトショーというのは、誉田哲也の作品による警察小説のことで、姫川玲子シリーズ原作の作品タイトルのことでもあり、テレビで放映されて人気を呼びました。
かなりの確率で死ぬリスクを観戦するショーが、ストロベリーナイトショーで、客席に来た間は、屈折した優越感と恍惚感に浸ることができるのです。
ストロベリーナイトショーは、テレビで大人気となりましたが、その本来の意味は、闇サイトの殺人ショーで、観戦する人間は、入場料10万円を支払って客席につきます。
その中で、1人だけ捕らえられて、ストロベリーナイトショーのショーの生け贄になります。
私生活で抜け殻のようだったストロベリーナイトショーの参加者は、このショーの後は、狂人的な精力的になって、仕事に立ち向かっていくのです。そして、2012年、ストロベリーナイトショーのタイトルで、連続ドラマ化され、一気に人気となって知られることになります。
死を乗り越えてハイになっている状態を見せてくれるストロベリーナイトは、単なる恐怖の殺人ショーではないのです。
ただ、ストロベリーナイトショーというショーに何度も参加していると、自分が当たりを引いて、いつかは殺されるかもしれません。
例えば、ストロベリーナイトショーを見ることで、相手にされない大手企業に特攻したり、実現不可能な企画を提案するようになったり、仕事でのやる気が喚起されるのです。