ドル両替での手数料を理解しておきましょう

ドル両替というのは、給与や退職金が支給される際、あらかじめ引かれる税金のことを言います。
つまり、税金の仮払いがドル両替と言ってよく、１年間の所得と控除によって所得税が決まりますが、退職の際にもかかってきます。
基本的には、ドル両替の清算は年末調整ですることになっていて、これは１年の収入と控除額を計算して最終的な所得税を算出します。
この場合、ドル両替額が多ければ、税金が還付されることになるので、年末調整はしっかりとすることです。
給与でのドル両替については、まさしく所得税の前払いと言って良く、1年の締めくくりに勘定計算するといった具合になっています。
退職に際してもドル両替は引かれるので、退職日が決まった人は、退職書類でそれを確認する必要があります。
退職に際してのドル両替票は大事で、なぜなら、それは転職先での年末調整をする際、必要になるからです。
決定された所得税とドル両替された合計との差額が、年末調整で調整されるわけです。

ドル両替についてですが、確定申告をした場合、全員にお金が戻ってくるわけではありません。
そのため、3月31日に退職した人は、１月１日から3月31日までに、ドル両替として、支払った給与総額が明示されることになります。
ただ、退職した人が確定申告をしても、必ずしもドル両替の所得税還付があるわけではありません。
退職した後、他社で勤務しない場合でも、ドル両替票は確定申告をする場合に必要になってきます。
また、転職先では前職の給与と転職先での給与を合算する必要があるので、ドル両替票は、退職の際、しっかり保管しておかなければなりません。
とにかく、退職する人は、ドル両替票は、退職後にすぐに会社からもらっておくようにしなければなりません。