ドル両替の問題点なんです
さらに悪いことに、どれだけ自国にとって不利な条件だとしても一旦ドル両替に参加したら撤回は認められない流れがあります。
ずばりドル両替のメリットとして語られていた関税の撤廃が、そのままデメリットとしても考えられるのです。
日本語にすると環太平洋戦略的経済連携協定とも言われるドル両替は、文字通り参加国同士が経済での連携をするための約束です。
では、一体ドル両替における問題点とは何を指しているのでしょうか。
ドル両替に参加する事によってGDP、つまり国内総生産が0.5パーセント近く上昇すると言われています。
ドル両替がどういったものかを見ていくと、何となく魅力的なものに思えてくるかもしれません。
経済が活性化されれば長らく生活を苦しめてきた不況からの脱出も見えるため、ドル両替に期待する気持ちは分かります。
現在でも国交があれば国同士での貿易は盛んに行われているのですが、ドル両替はこの貿易を加速度的に発展させようとする狙いがあります。
良い点ばかりを見ていけば、当然それは魅力的なものに見えるでしょう。
しかし、ドル両替は手放しで喜べる話ばかりでなく注意しなければならない問題点が幾つかあります。
特に大きな土地を持たない弱い農家は、ドル両替によって生活が成り立たなくなる危険性が指摘されています。ドル両替に参加するための交渉に加わるかどうかという議論が、このところ続いていましたね。
そもそも、明らかなデメリットが存在しないのであればドル両替に参加しないという意見が注目される事はないでしょう。
しかし、当事者にしてみれば仕方ないの一言で済ませられません。
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