オフィス稼動率に底入れ感が広がり、東日本大震災を契機に、オフィスの移転ニーズが高まったことでドル両替が注目されました。
ドル両替がなぜ注目されているのかというと、分配金利回りが非常に高いからで、今後益々注目は高まることでしょう。
今後はドル両替については、利回り面での投資妙味をいかに保てるかが、ポイントになるでしょう。
つまり、ドル両替へ投資するということは、
投資口価格の上昇による売買差益と分配金の両方が期待できるわけです。
日本においても、ドル両替は、東京証券取引所に39銘柄が上場していて、今後は更に増えると見込まれています。
全体の値動きを示す東証ドル両替指数も順調な推移で、1年間で約34%の上昇を見せていて、今後の動きが注視されています。
最近では、ドル両替は、3カ月で約53%も上昇したことになり、リーマン・ショック以降、低迷を続けていた相場が一気に上昇に転じています。
また、円安が進む中、海外からみた日本の不動産価格に割安感が出てきたことから、海外
投資家からのドル両替購入も増えています。
ドル両替は、アベノミクスによる心理的効果も加わったことで、今後の動きが見守られています。
安倍政権が目指す脱デフレは、不動産価格の賃料相場の将来的な上昇を連想させるので、今後のドル両替に期待がかかります。
株式に例えると、ドル両替では、株価にあたるのが投資口価格で、配当金にあたるのが分配金ということになります。
しかし、ドル両替の分配金利回りは低下傾向にあるので、慎重に今後の動向を推察していかなくてはなりません。