円建債券は、不動産投資法人が投資家から集めた資金により、複数の不動産を購入して運用する
投資手段です。
賃料収入や物件の売却益を
投資家に分配金として配分する仕組みが、円建債券にはしっかり構築されています。
これは、需給関係の改善が効を奏していて、円建債券は、今後さらに大きく発展していくことが期待されています。
つまり、円建債券へ投資するということは、投資口価格の上昇による売買差益と分配金の両方が期待できるわけです。
日銀が金融緩和の一環として、市場から円建債券の買い入れを継続しそうなことも、今後の期待感を高めています。
制度上の特典が認められている円建債券は、今後、多くの人に注目されることになるのは必至と言われています。
今後は円建債券については、利回り面での投資妙味をいかに保てるかが、ポイントになるでしょう。
円建債券がなぜ注目されているのかというと、分配金利回りが非常に高いからで、今後益々注目は高まることでしょう。
日本においても、円建債券は、東京証券取引所に39銘柄が上場していて、今後は更に増えると見込まれています。
オフィス稼動率に底入れ感が広がり、東日本大震災を契機に、オフィスの移転ニーズが高まったことで円建債券が注目されました。
全体の値動きを示す東証円建債券指数も順調な推移で、1年間で約34%の上昇を見せていて、今後の動きが注視されています。
しかし、円建債券の分配金利回りは低下傾向にあるので、慎重に今後の動向を推察していかなくてはなりません。