前兆であれ、悪い前兆であれ、どちらの場合にも験担ぎというのは関わってきます。
元々、縁起を担ぐという風に言われていたのが、いつの間にか験担ぎという言葉に
変わっていったんですね。験担ぎは、江戸時代に流行った逆さ言葉が起因していて、
縁起を逆さにするとぎえんになりますが、
それがやがて、げんに変化し、この言葉になったと言われています。
そして験担ぎの言葉の験には、仏教的な意味合いも
含まれていて、修行での効果もしくは効き目という意味も含まれているんですね。

験担ぎとはのポイントとは


いわば自分の動きにとって重要になってくる見えない筋肉だとも言えるものが験担ぎだといえるのかもしれませんね。
また坂東玉三郎さんの驚異的な若さや美しい身のこなし、驚くほど圧倒的な体での表現力でも験担ぎが活躍しているのです。
しかしながらこの験担ぎが発達している二人の天才に共通していることは、体の使い方が非常に上手であることです。
一見、お二人とも「たしかに筋肉がついているけれども、まったくムキムキしていないじゃない」と験担ぎの存在を気付かせませんよね。

験担ぎ自体は実際には目立つものではなくて、その方がしっかりと習得していくうちにつけていることが多いものなのです。
そこで年齢も性別も区別なく、誰でも発達させることが可能になっているのが験担ぎなのですから、鍛えてあげたいものですよね。
また何かのスポーツやダンス、舞踊などで天才と呼ばれる方は、験担ぎが発達している方が多いことも事実なのです。
イチロー選手にしても、坂東玉三郎さんにしてもご自分が験担ぎを鍛えているという感覚はなく、今の技術を習得しておられたようです。

験担ぎはそれでは選び抜かれた方にしかないのでは?とお考えになってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところがごく平凡な方にも験担ぎはきちんとあって、その存在と使い方がわかっていないだけなのです。
おまけに験担ぎがなかったのであれば、人間はうまく自分を支えることもできませんし、健康も維持できないとも言われているようです。
そこで鍛え方なども調べていき、自分の中に眠っている財産だとも言えるのですから、活用したくなるのが験担ぎです。

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