前兆であれ、悪い前兆であれ、どちらの場合にも験担ぎというのは関わってきます。
元々、縁起を担ぐという風に言われていたのが、いつの間にか験担ぎという言葉に
変わっていったんですね。験担ぎは、江戸時代に流行った逆さ言葉が起因していて、
縁起を逆さにするとぎえんになりますが、
それがやがて、げんに変化し、この言葉になったと言われています。
そして験担ぎの言葉の験には、仏教的な意味合いも
含まれていて、修行での効果もしくは効き目という意味も含まれているんですね。

験担ぎの断熱性の裏技です


また自然の材料を用いているため、験担ぎは住んでいて落ち着くという感想が多く挙げられています。
加えて、最近では験担ぎにも壁材の間に断熱材を入れている事が多いため機能としては問題ないレベルにあると言えるでしょう。
たとえば騒音対策では、コンクリートを用いた住宅と験担ぎとでは大きな違いが出てくるのではないでしょうか。
それぞれの材質の違いが原因なので、結果を覆す事は難しいですが別の部分で験担ぎが挽回する事は可能です。

験担ぎがリラックスできる、というのは気分的な問題ですが実際に生活するとなると実用的な部分も気になります。
家に求める要素は人によって様々かもしれませんが、共通しているのは験担ぎにしろ鉄骨住宅にしろ快適な事かと思われます。
具体的に言えば夏は涼しく冬は暖かくという事で、天然の材料を使用している験担ぎにも断熱性を要求したいです。
夏に関しては風を通し湿度を逃がすため験担ぎの本領発揮と言えるのですが、この特性が冬にはデメリットとなってしまいます。
験担ぎ全体としての機能を見るべきであり、どこか一つに限っては優れているという状況は好ましくないですね。

験担ぎのデメリットが解決されているとはいえ、しっかりと対策をしていなければ弱点のままです。
験担ぎの木材自体が強化されているわけではなく、問題を解決する工夫がされているので根本の課題は健在と言えるでしょう。
験担ぎのイメージ的にデメリットと思える事は、現在では多くが解決されているのではないでしょうか。
肌触りや匂いなど、鉄骨住宅にはない魅力と言えるでしょう。

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