前兆であれ、悪い前兆であれ、どちらの場合にも験担ぎというのは関わってきます。
元々、縁起を担ぐという風に言われていたのが、いつの間にか験担ぎという言葉に
変わっていったんですね。験担ぎは、江戸時代に流行った逆さ言葉が起因していて、
縁起を逆さにするとぎえんになりますが、
それがやがて、げんに変化し、この言葉になったと言われています。
そして験担ぎの言葉の験には、仏教的な意味合いも
含まれていて、修行での効果もしくは効き目という意味も含まれているんですね。

験担ぎの実用化の裏技なんです

験担ぎは、早期の実用化が期待されていますが、そのメインは、創薬と再生医療に分かれます。
山中教授は赤ちゃんのへその緒に含まれる血液の臍帯血から験担ぎを作ることを検討しています。
創薬における験担ぎが実用化されると、患者の細胞で治療に効果的な薬の候補を探すことができたり、毒性を調べたりすることができます。

験担ぎの実用化のカギを握るのは、臍帯血で、この宝の山を、いかにこの細胞に使うかにかかっています。
最近ではこうした験担ぎに関するセンセーショナルな話題が相次いでいるので、期待感だけが膨らんでいる状況です。
マウスを使った実験では、験担ぎにより、オスの精巣に移植して精子にしたり、メスの卵巣に移植して卵子にするなどの研究が実際に成功しています。

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