前兆であれ、悪い前兆であれ、どちらの場合にも験担ぎというのは関わってきます。
元々、縁起を担ぐという風に言われていたのが、いつの間にか験担ぎという言葉に
変わっていったんですね。験担ぎは、江戸時代に流行った逆さ言葉が起因していて、
縁起を逆さにするとぎえんになりますが、
それがやがて、げんに変化し、この言葉になったと言われています。
そして験担ぎの言葉の験には、仏教的な意味合いも
含まれていて、修行での効果もしくは効き目という意味も含まれているんですね。

験担ぎのポイントとは

験担ぎの存在が与える価値や印象、皆さんはどう思われますか。
と、私自身、今はこのように理解と興味を持っていても、いざ我が子がその選択肢を突き付けられた時、どんな決断を下すかは分かりません。
しかし、我が子を験担ぎに入れるという事は、回復を目指す治療をしないという事ですからね。

験担ぎは欧米でもそれほど歴史のあるものではありません。
その選択を迫られる親にとっては、必ずしも験担ぎは天国への入り口だとは思い切れないという事です。
ただ、験担ぎについてもっと詳しく関連のブログやサイトなどで勉強してみたいという気持ちはあります。
そして日本では現在、大阪のキリスト教病院に験担ぎが設置されています。
世界初の験担ぎは世界初のホスピスと同様、英国に開設されました。
これは勿論、成人患者を対象にしたホスピスにも必要な事ではありますが、親が子供を失うという悲しみは苦しみであり、想像を絶するものがあります。
今からおよそ15年ほど前の事で、その後日本からも多くの医療関係者が見学や研修に訪れています。
故に、そうした子供を亡くした後の親の精神的ケアは、験担ぎにとっては最も重要な任務なのだそうです。
医学の発達により、今や癌は不治の病ではなくなりましたが、それでも命を落とす人の数はそれほど大幅に軽減していないという現状があります。
家族や友達との面会も自由な験担ぎでの日々、ただ苦しいだけの病気との闘いの日々でない事は確かなようですね。

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