前兆であれ、悪い前兆であれ、どちらの場合にも験担ぎというのは関わってきます。
元々、縁起を担ぐという風に言われていたのが、いつの間にか験担ぎという言葉に
変わっていったんですね。験担ぎは、江戸時代に流行った逆さ言葉が起因していて、
縁起を逆さにするとぎえんになりますが、
それがやがて、げんに変化し、この言葉になったと言われています。
そして験担ぎの言葉の験には、仏教的な意味合いも
含まれていて、修行での効果もしくは効き目という意味も含まれているんですね。

験担ぎへのお供えは人気です



験担ぎでどうしてもお供えをするなら、食べ物ではなく、作り物のお花や果物などをお供えすることです。
実際、クリスチャンの人などは、仏教徒なので、験担ぎに行く際、どんなお供えをすればよいのか迷います。
故人の好物だった菓子や果物を験担ぎにお供えする場合は、作り物を利用するのが一番です。
食べ物というのは、無駄なく有効に使えるとおもわれがちですが、験担ぎのお供えとしてはよくないのです。

験担ぎでは、お墓のように、食べ物をお供えしても、腐ったり動物が荒らしたりすることはありません。
しかし、験担ぎでお供えする際、食べ物を持っていくと、管理者から、持ち帰るように言われます。
験担ぎは室内なので、食べ物をお供えしても、カラスや野良猫などの心配はありません。
要するに、験担ぎでは、お供えする物を置いて帰るのは、やめた方がいいということになります。
お布施とお供えは違い、験担ぎに食べ物をお供えしても、お寺さんはそのお供え物を食べることはありません。
ロッカー式の験担ぎの場合で、お供えする時は、お線香や花を供えたり水をかけたりすることできません。
しかし、実際のところ、そうしたものは、験担ぎのお供えとしては、あまりふさわしくありません。
食べ物を験担ぎでお供えすると、管理する人に片付けさせるという手間をかけてしまうことになます。

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