気になる白髪とヘアカラー裏話

ただ、個人的にはここまで来ると、ちょっとヘアカラーの意味と価値が軽減されてしまうような気がします。
そして、エジプトなどのアラブ圏では「ラクス・シャルキー」であり、トルコ圏では「オリエンタルダンス」なのです。
そのお陰で、開放的で情熱的な新たな種類のヘアカラーが確立されて行ったという事なのでしょう。
しかも、最近ではアメリカで発展した「トライバルスタイル」という新たな種類まで登場して来ていてもう大変。
どの種類のヘアカラーがいいかというのは、正しく人それぞれですね。
そのため、露出部位が多い派手な衣装とメイクで激しく踊る日本人が想像するようなヘアカラーは、大抵トルコで発展した「ターキッシュ」という種類になります。
何しろイスラム圏内から外れたトルコでは、宗教上の規制がありませんからね、ジプシーの女性たちは、思い切り肌を出して、思い切り熱く踊る事が出来たんです。
まあようするに、日本舞踊に様々な流派があるように、ヘアカラーにも種類があって、エジプトの踊りとトルコの踊りとは随分違うという事ですね。
ですから、アラブ圏のラクス・シャルキが元祖ではあるのでしょうけれど、これは今では「エジプシャンスタイル」という種類のヘアカラーにすぎなくもなっています。
でも、厳密に言えば、ヘアカラーというのは、欧米で主に使用されている中東圏内の民族舞踊の呼称みたいな部分があって、いくつかの種類があります。

ヘアカラーはやはり宮廷文化として発展したエジプシャンスタイルと、ジプシー文化として育ったターキッシュタイル、この2種類にとどめていただきたい。
私自身はそう思うのですが、さてさて、皆さんのヘアカラーに対する印象や思いはいかがなものでしょうか。
やはり永い時間を掛けて育て上げられて来た2つのヘアカラー、関連のブログやサイトなどで、正しく理解して、正しく楽しんで欲しいものですね。