一時は安いので発泡酒に変えた人も結局、
味の抜けた炭酸飲料のような感じに納得できず、ビールに戻す人もいます。
まともなビールしか飲む気にはならないという意見もあって、
発泡酒の味に対しては、厳しい批判もあります。

発泡酒は、ビールと比べて後味の悪さが感じられ、
ビールの方が後味のアルコールの風味が際立っています。
ただ発泡酒で、オリオンビールのドライに関しては、
アサヒの影響か、後味の悪さがかなり抑えられています。

発泡酒価格の裏技です

発泡酒はとても人気があり、その秘密はやはり、通常のビールと比べて圧倒的に価格が安いところでしょう。
日本の酒税法で定義されている酒類が発泡酒で、日本における、ビール風味の発泡アルコール飲料を指します。
また、多くの酒類ディスカウントストアでは、350ml缶の発泡酒の価格は、1本わずか百円程度です。
酒税と原材料費を加えても、ビールと発泡酒の差は約68円で、残りの20円はどこかから捻出されていることになります。
2008年は、原油高騰で価格が上がるという出来事がありましたが、発泡酒の価格は依然安くなっています。
気になるのは発泡酒の価格ですが、ビールの希望小売価格が218円であるのに対し、135円となっています。
低価格の原資は発泡酒のメーカーのリベートしかないことを示しいていて、メーカーにとっては少ないメリットです。
メーカー各社は缶ラベル印刷や包装などの細かな費用を徹底して切り詰めており、その辺も発泡酒の価格に反映しています。
原材料費を推定すると、ビールが約39円に対して、発泡酒は約27円となっていて、その辺にも価格の影響が出ています。
発泡酒の価格競争による値下げは、結果的に増税の口実を提供することになり、メーカーにとっては無意味な消耗戦となりました。
限界利益を見ると、発泡酒の価格は135円となっているので、限界利益は約30円と推定されています。
新ジャンルにおされたり、プレミアムビールの流行ということもあって、発泡酒の価格はさらに安くなっています。

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