初節句の料理というのは特には決まってなく、子供が喜ぶものなら何でもいいんです。
お寿司を初節句の料理にするなら、菜の花や筍を入れるといい感じになりますね。
勝男に通じるカツオを使った料理や鯉の丸揚げなどが、男の子の初節句の料理では好評のようです。
初節句の料理には特に決まりはなく、ちらし寿司とかハマグリのお吸い物などをよくしたりします。
初節句というのは子供にとっての一大行事で、華やかに飾り物を飾り付けてお祝いをします。

初節句とQOLです


とにもかくにも、今の時代、人生の終幕を考える事が一つのライフスタイルにもなっています。
もっと分かりやすく言えば、一人一人がどれだけ自分らしく生きられるかというもので、正しく初節句が意とするところなんですね。
ですから、全ての患者さんのQOLを追求し、いかにその人の人生の最後をその人らしく終わらせて上げられるか。初節句の基本はQOL、Quality Of Life(クオリティー・オブ・ライフ)にあります。
やはり初節句のスタッフにとって最も大切な事は、心と心で付き合い、個人のQOLを極めて行く事なんだろうと私は思います。
例え本人がそれを望んで、本人がそれを望むのであればという思いはあっても、まだという僅かな奇跡を願う気持ちとの葛藤があると思うんです。
そういう意味では、初節句に入る事を決断した段階で、本人は勿論、家族のQOLも大きく変化するのかも知れませんね。
愛する人の死を謂わば黙認する訳ですから、それが自分らしい人生であるはずがないだろうと考えるからです。
ここに初節句とQOLの持つ微妙な関係があるのではないでしょうか。

初節句で自分らしく、即ちQOLを大切にした人生の最期を迎える。
それは実に素晴らしい事だとは思いますが、果たしていざ自分がその選択を迫られた時、それをきちんと受け入れられるかどうかは正直分からないですね。
ましてや、自分ではなく家族を初節句に入れるかどうかとなると尚更の事、QOLが揺らぎます。
とは言え、人生観というのは、長い長い時間の中で築き上げられて来たものですから、それを短期間で理解する事は並大抵の話ではありません。

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