注意が必要なインフルエンザ

インフルエンザウイルスは、人に直接感染する能力は低いとされていて、仮に感染しても人への伝染は起こりにくいとされています。
鳥間では水中の糞を媒介として、インフルエンザが感染しますが、水禽類では感染しても宿主は発症しません。
若鳥に20%の感染が見出されることがあり、インフルエンザは、水禽類の腸管で増殖します。
いわゆる、インフルエンザウイルスというものが、その起因となっていて、元々、野生の水禽類自然宿主としているものです。
そうしたことから、インフルエンザから、新型インフルエンザが発生する危険性が危ぶまれています。
そうなると、インフルエンザは、人間の間で感染する能力を持つウイルスに生まれ変わる危険性があります。
将来、インフルエンザが爆発的感染なりうる可能性はあるわけで、人の間で広まると、多くの人が生命の危機にさらされます。
まさしく、インフルエンザというのは、文字通り鳥のインフルエンザのことで、通常のインフルエンザとは違います。
基本的にインフルエンザのウイルスの病原性については、OIEの定める判定基準によるものです。

インフルエンザには、病原性の高い株からくる高病原性と）、病原性は低いが株による感染症の低病原性があります。
インフルエンザは、法定伝染病になりますが、H5とH7亜型以外の亜型で低病原性のものは届出伝染病に指定されています。
ただそうはいっても、大量のウイルスとの接触や宿主の体質によってはインフルエンザは人に感染する可能性があります。