注意が必要なインフルエンザ

また、その年だけで5回も家禽へのインフルエンザの感染が起こっていて、非常に危険な状態になりました。インフルエンザは、中国において問題提起されていて、それは家禽の飼育数が150億羽近くもあるからです。

インフルエンザは、中国において、2005年11月に入ってもその猛威は衰えず、遼寧省、湖北省などで家禽がH5N1型に感染しています。
中国でのインフルエンザの報告は多発していて、安徽省では24歳の女性が感染して、話題になりました。
中国政府は、国内初の人への感染が確認されたことでインフルエンザ対策の強化に乗り出すことになります。
中国の東北部、遼寧省においては、インフルエンザで鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。
そして、中国はインフルエンザの家禽への感染拡大防止のため、ワクチン接種に力を入れています。
そうした中国の努力により、50億羽の家禽がインフルエンザの免疫を持ったと発表しています。

インフルエンザは、中国において、2006年までに、人への感染が広がり、これまで7人が感染して3人が死亡しています。
2007年に入ると、中国の江蘇省南京市の父子がインフルエンザに感染し、子供が死亡しています。
そうしたことから、中国では、インフルエンザ感染地域周辺3キロの家禽3万1千羽?250万羽を処分しました。
世界の五分の一を占めている中国は、インフルエンザの驚異が高く、2005年、青海省で渡り鳥6000羽余りが死んでいます。