注意が必要なインフルエンザ

インフルエンザの潜伏期間は、気になるところですが、大体、感染後、症状が出るまでは、24?48時間くらいと言われています。
つまり、潜伏期間としては比較的短く、インフルエンザの場合、すぐに発症すると言っていいでしょう。
人に腸壁細胞に感染して増殖するのがインフルエンザの特徴で、腸管内に放出されるので、潜伏期間の後は下痢によくなります。
ごくわずかなウィルスが侵入しただけでも、インフルエンザは感染しやすい傾向にあります。
ただ、発症前の潜伏期間中については、インフルエンザは感染することはないので、その点は安心していいでしょう。

インフルエンザは、潜伏期間の後、場合によっては死に至るケースもあるので、馬鹿にはできません。
そのため、下痢などのインフルエンザの症状が改善した後でも、十分に注意しなければなりません。
糞便や嘔吐物の乾燥した中に含まれているインフルエンザが、空気感染で経口感染することもよくあります。
ウィルスに汚染された飲食物を口にすることによっても、インフルエンザによく感染します。
また、嘔吐や下痢、腹痛などもインフルエンザの症状として、潜伏期間の後、よく現れます。

インフルエンザに感染して潜伏期間の後、嘔吐がある人は、胃に異常が生じている証拠と言えます。
汚物を処理した際、ウィルスが手指や衣服などに付着し、そこから食品などを介してインフルエンザに経口感染することがよくあります。
潜伏期間は24?48時間ですが、これはインフルエンザだけでなく、他のウィルス性胃腸炎などもこれと同様の潜伏期間と言われています。
しかし、体力のない幼児や老人は、インフルエンザにかかると、重篤な病に陥ることもあるので、要注意です。