アクティブ投資より人気のあるインデックス投資の不思議

インデックス投資というのは、努力なく平均点が狙えるというものになりますが、一方では、問題点も少なくありません。
また、細かく売買をするインデックス投資の投資家によって、解消されることも意味しています。
つまり、円高になっても、社会情勢が大きく変化しても、インデックス投資は、投資行動に影響を受けない特徴があります。
問題点は、ある種の思考停止を引き起こしてしまうということで、インデックス投資の思考停止は、危険です。
ただ、インデックス投資の問題点である思考停止には、パニック売りを防ぐというメリットもあります。
そして、インデックス投資の場合、適切な株価形成を行えないという問題点もあります。
株式は売買を通して、無数の参加者の考えが集約されるのですが、インデックス投資は、株価形成が適切にできにくいので、かなり苦労します。
市場が持っている指標や業績発表、不祥事の発覚などの信任投票の結果を株価として反映させる機能をインデックス投資は持っていないのです。

インデックス投資に投資する人は、市場を丸ごと買うので、信任投票には参加しません。
そのことから、仮に全員がインデックス投資をした場合、市場のチェックが機能しないという問題点が発生します。
市場が効率的であることがインデックス投資では大前提になっていて、このことは、株価にゆがみがあっても、情報が瞬時に伝わることを意味しています。
そして、ドルコスト平均法でのインデックス投資では、定額で投資する金額が決まると、買い進めていくことになるという問題点もあります。
商品ラインナップをそろえてもらえないほどインデックス投資はマイナーでは困りますが、あまりメジャーになってはいけないという矛盾を抱えた投資手法と言えます
対象となるインデックス指数自体が適切かどうかと言う問題点もインデックス投資は抱えています。
市場が効率的であることにインデックス投資は、依存しているという問題点があり、効率的な市場は売買で株価のゆがみを取り除く、アクティブ投資家の存在が必要です。