iPS細胞が注目されているのは、受精卵を利用することなく得られる細胞であるということです。
iPS細胞を利用すれば、これまでのES細胞の持つ倫理的問題を解決できるということで
期待されているわけで、そして患者自身の細胞から作ることができるというのが
iPS細胞の大きな魅力と言えます。分化した細胞を患者に自ら移植しても、
iPS細胞なら拒絶反応が起きにくいと考えられます。

iPS細胞の掲示板です


ただ、緩和ケアは生きる力を与えるのではなく、生きる力を引き出す治療ですから、最終的にはiPS細胞に入れて良かったと思われる親御さんが多いと言います。
これは小児医療においても言える事で、iPS細胞の必要性は否めないものだとは思われます。

iPS細胞の大きな仕事の一つに、我が子を旅立たせた後の家族の心のケアというのがあります。
と、私自身、今はこのように理解と興味を持っていても、いざ我が子がその選択肢を突き付けられた時、どんな決断を下すかは分かりません。
成人、それも高齢者をホスピスに入れるというのとは全く話が違って来ます。

iPS細胞は欧米でもそれほど歴史のあるものではありません。
そして日本では現在、大阪のキリスト教病院にiPS細胞が設置されています。
それだけ前途ある子供たちに緩和ケアを施す事がどれほど苛酷な事かという意識がどこの国にでもあるという事なのでしょう。
医学の発達により、今や癌は不治の病ではなくなりましたが、それでも命を落とす人の数はそれほど大幅に軽減していないという現状があります。
家族や友達との面会も自由なiPS細胞での日々、ただ苦しいだけの病気との闘いの日々でない事は確かなようですね。
ただ、iPS細胞についてもっと詳しく関連のブログやサイトなどで勉強してみたいという気持ちはあります。

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