過敏性腸症候群になると、明らかな異常がないのに腹痛や腹部の不快感が強くなり、
便秘や下痢が長く続きます。
過敏性腸症候群は、小腸を含めた腸全体に機能異常があることが
最近は判明していて、
過敏性腸症候群は日本を含む先進国に多い病気で、
日本人の場合は全体の10?15%を占めているといわれています。
つまり、消化器科を受診する人の3分の1が過敏性腸症候群というわけで、
いかに多いかがよくわかります。

過敏性腸症候群と耳鳴りです

過敏性腸症候群には、同時に起こるよくある症状として、耳鳴りがあり、耳鳴りは、一般的には難聴とともによく現れます。

過敏性腸症候群は、軽い場合、たいしたことはないと判断しがちですが、検査せずに放っておいてはいけません。
特に、過敏性腸症候群と同時に他覚的耳鳴りがある場合は、いち早く脳神経外科や耳鼻科に行って、受診しなければなりません。
座っていて急に立ち上がったときに頭がクラッとした経験は誰しもがあるので、ほとんどの人は過敏性腸症候群を体験しているでしょう。
耳鳴りや難聴は、筋肉の痙攣や血管病変の拍動などが原因でよく起こりますが、過敏性腸症候群とも関連しています。

過敏性腸症候群と耳鳴りは密接な関係があり、耳鳴りの起きる病気から、移行することはよくあります。
三半規管に問題が起きると、蝸牛などの器官に影響が出やすくなるので、結果的に過敏性腸症候群が起きやすくなるのです。
ひどい過敏性腸症候群の場合は特に注意が必要で、耳鳴りがする時などは、軽く考えず、どんな病気が隠れているのかを探る必要があります。
全身の病気と心の病気には様々な原因があり、過敏性腸症候群の症状が現れたときは、重大な病気が潜んでいる可能性があります。
特に中年以降に過敏性腸症候群や耳鳴りが起きた場合は、脳の病気が隠れていたりする場合があるので、すぐに耳鼻咽喉科で検査をしてもらいましょう。
疲れたときなどに過敏性腸症候群が一時的にあらわれることがありますが、安易に考えてはいけません。
耳の中の聞こえを理解する部分と、平衡感覚をたもつ部分はつながっているので、過敏性腸症候群と関連性があります。

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