深刻なアメリカの教育ローン問題

海外ローンは、掛かるコストを抑制する目的もあり、スコアリング形式での導入が最初でした。
人員不足も影響していて、海外ローンは、大手銀行にとっては、数百万円?数千万円の融資規模は小口融資にすぎませんでした。
元々、ノンバンクで中小企業や個人事業主に対し行われてきた商工ローンが海外ローンになります。
ハッキリ言って、それまでの大手銀行や都市部の地方銀行は、海外ローンの取り組みには消極的でした。
公的資金を導入した大手銀行は、海外ローンを強化する流れになり、政治的にもそれが求められました。

海外ローンは、政府が金融不安を解消するために、保証協会の無担保枠拡大を実施したのに端を発しています。
融資額は1000万円程度までで、海外ローンの場合、融資金利は通常の銀行融資よりも高めです。
銀行で海外ローンが広まった背景は、平成10年頃の金融危機で、大手銀行が破綻したことがひとつのきっかけになっています。
しかし、海外ローンは金利が高い分、審査については柔軟に対応できるメリットがあります。
チェックシートによるスコアリング形式の簡便な審査を導入して、海外ローンはスタートしたのです。
海外ローンは、担保や保証人が不要であるということが大きな特徴で、法人の場合は代表者が保証人になります。
海外ローンの金利が高めに設定されている理由は、担保と保証が不要であるからです。
中小企業や個人事業主に対する与信管理や審査ノウハウなどが、海外ローンに影響していました。
このため、アイスランドは国営化によって、これらの銀行の海外ローンを肩代わりしたのである。 次に、じゃあ肩代わりをした国の返済能力はどうなのだという話になる。通常は、外貨建負債の返済原資は、その国が貿易などで蓄積された外貨準備なのだが
こうやって海外ローンはどんどん拡大し、アイスランドの銀行の資産は急拡大した。借りたお金を貸しているのだから、自分たちも返済が必要になるのだが、返済用の資金もどこかで借りれば済んだのである。 上機嫌な日々は永遠に続くかに思えた。
海外ローンはこの1年間で、みずほグループで10％、三菱ＵＦＪで20％、住友三井ファイナンシャルグループ（ＳＭＢＣ）で45％も伸びている。最近は海外の大型買収案件にも呼ばれていて