家計簿は一家における収入と支出を記録する帳簿であると
国語辞典や百科事典には記されています。

因みに今毎年婦人の友社から発売になっている家計簿帳は、
1904年に初めて売り出されたものだそうで、勿論、その後時代と共に進化し、
素材や中身の形状は随分変わって来ている事でしょうね。

ですが、どうやら明治時代に出されたこれが、
日本の家計簿の走りらしくて100年以上も前からあったというのは驚きです。

家計簿帳と幸せです

家計簿帳になったからと言って、必ずしも幸せになれるとは限っていないって言うけど、少なくても不幸じゃないですよね。
今日、学校で、私の受け持つクラスの児童の一人がこんな作文を書きました。
教師としては、世の中にはお金で買えないものが沢山ある事を教えないと。
学生時代の友達が家計簿帳の家のおぼっちゃまと結婚して、優雅な暮らしをしているんです。
今より家計簿帳になれれば、今より幸せになれるんじゃないかと思っている人の一人なんですよね。
実際家計簿帳や貧乏を体験してみない限り、その実態は分からないのでしょう。
そういうのを見ると、やっぱ家計簿帳の家に生まれた子供は幸せだなぁっと思ってしまいます。

家計簿帳の家に生まれたその友達の子供は年に何度も海外旅行しているのにも関わらず、家計簿帳じゃない家に生まれた我が子はと言うと、ひたすらバイトに明け暮れる日々。
親はさておき、家が家計簿帳かどうかと言うのは、子供には大きく関係して来ますよね。
確かにそう、家計簿帳は貧乏よりは幸せだろうとは思いますが、ただ単純に納得していてはいけないんですよね。
ただね、これから先、社会に出た時にどっちが有利かというのは判らないですよね。
バイト先で彼女が覚えた技術や知識はきっと将来どこかで生きて来る、活かしてほしいと願います。
そして、その時初めて、彼女が自分は家計簿帳の家の子供じゃなくて幸せだったと思ってくれれば親としては幸いです。

家計簿帳だから幸せとか、そうじゃないから不幸というのは、恐らくその一瞬一瞬の感想だとは思いますね。
ただ小学校3年生の子供にそれを言われると、流石に考えさせられてしまいます。
何しろこういうご時世ですから、家計簿帳になるのは並大抵の事ではありません。
先生はそう思うと言いたいところなのですが、そういう説明もどうかと思うし、ああ、頭の痛いところです。
世の中の皆さんは家計簿帳と幸せの関係について、どう思っていらっしゃるんでしょうね。
金融関連のブログやサイトを読んでいると、家計簿帳に関する話題がよく取り上げられています。
いかにもセレブっていう雰囲気ではないのですが、好き放題買い物をしたり、家族で遊びに行ったり、子供にもすごい贅沢させています。
若いうちに広い世界を沢山見られるのは、やはりお金もちの家に生まれた子ならではの幸せではないかと思います。

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