金買い取りのポイントと注意点

金買い取りとは、会社が事業で使用するために購入などをして取得する資産の中で、少額なもの指します。
いわゆるこの金買い取りでの購入となった場合、取得価額の全額を一括して損金に算入できるというメリットがあります。
また、税抜き処理を適用している会社においては、金買い取りは、税額を抜いた額で判定することになります。
そして、使用可能期間が1年未満の減価償却資産も金買い取りとして認められていて、決まった定めがあります。
10万円未満かどうかは、会社の消費税の経理処理の方法によって変わってくるので、金買い取りであるかどうかの判断は留意しなければなりません。
また、金買い取りを計算する場合は、一括償却資産の取得価格に事業年度の月数を掛けて、36ヶ月で割ります。
取得価格30万円未満の金買い取りの場合で、平成15年4月1日から平成22年3月31日までに取得した時は、即時償却可能です。
その場合、金買い取りについては、平成15年4月から平成22年3月までに、事業用に供した場合という決まりがあります。
そうした制限があるので、金買い取りと判断するには、十分に注意して判断していかなくてはなりません。

金買い取りが20万円未満であったとしても、償却をした時は、課税対象となるので、要注意です。
但し、この場合の金買い取りに関しては、青色申告などの要件があるので、留意しなければなりません。
償却資産の課税対象になるので、金買い取りは、経理処理に際しては、しっかり配慮しなければなりません。