歴史がある衣替えのポイントと注意点

男性用の場合、衣替えの数珠は、菩提樹の実や黒壇のものが比較的よく使われているようです。
数珠には多くの種類があり、衣替えの数珠は、二重にして使用する二輪の物と略式の一輪の物が一般的です。
そして、衣替えの数珠は、使用していない時は、左手で持つというのがマナーなので忘れないようにしましょう。
焼香する時は右手で焼香、左手で数珠を持つというのが、衣替えの数珠の基本になります。
略式数珠は衣替えの数珠にふさわしく、一重の輪で出来た数珠で、どの宗派でも通用するものです。
どの種類を使用するかは、宗教によって違うので、衣替えの数珠は、それぞれの宗派に合わせるとよいでしょう。
男性用の珠は、大きく黒檀が一般的で、女性は小さい珠で琥珀、瑪瑙、白珊瑚などが衣替えの数珠になります。
葬儀に数珠を持って行くというのは、参列する際の衣替えですが、数珠がないからと言って絶対にダメというものではありません。
嫁ぎ先の宗派によっては、数珠を買いなおさなくてはならないので、衣替えとして、略式数珠を一つ持っていると便利です。
宗派を気にしない数珠に略式二輪数珠があり、これもまた衣替えの数珠として適用できるものです。
数珠の珠の数は人間の煩悩の数と同じ108個あるといわれていて、衣替えとして必須のものです。
数珠は葬儀や法事などの仏事に持参するもので、衣替えの数珠は、一般に一連、単念珠が多用されます。