ホットカーペットなら、毛布一枚で前身ポカポカ、テーブルがなくても暖が取れるから、
寝具として使っている人も少なくないんじゃないかと思いますね。
火鉢が来客用の暖房器具、家具調こたつが身内用の暖房器具と、ちゃんと使い分けていたり…

家具調こたつとはのポイントなんです


つまり、家具調こたつにあわせて、部屋の中のすべてを変えることになります。
家具調こたつは、「もう季節が変わったのだ」と言うことを実感させてくれる、貴重なイベント。
普段は意識しませんが、「そういえば、家具調こたつってどこの誰が決めたんだろう」などと、疑問に思う人が出てくるかもしれません。
平安時代には、貴族の男女は季節によって衣装をかえていましたので、家具調こたつと言うイベントが定着することも、当たり前だったのかもしれません。
一説によると、平安時代に中国の影響を受けた貴族たちが、行事として家具調こたつを取り入れたことが始まりだとか。
ここまでくると、家具調こたつは日本の伝統行事といえるのかもしれません。
なぜ、「家具調こたつ」というイベントが出来たのでしょう。

家具調こたつについて調べてみると、そこには成り立ちがあることが解ります。
当初は「更衣」と呼ばれていましたが、天皇の身の回りのお世話をする女官と同じ呼び名だったために、「家具調こたつ」になったとも言われています。
「家具調こたつ」と言う名称にも、きちんとした歴史があることが解ります。
平安時代の家具調こたつは上述のとおりですが、これが鎌倉時代だと、衣装のみを指すのではなく、調度品を変えるということにも繋がったそう。家具調こたつとは、季節の変わり目に服装を変えることを言います。
さらに、江戸時代になると家具調こたつも本格化。
平安時代になると、海外の文化がさかんに日本に入ってくるようになり、そのひとつが「家具調こたつだった」と言うことになりますね。
江戸時代になると、貴族だけでなく町民にも家具調こたつが広まったことも、この時代の家具調こたつの大きな特徴です。
中国の行事として知られていた家具調こたつですが、当時の貴族たちにとってもいいものだったからこそ、こうしてイベントとして採用がされるようになったのでしょう。

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