高時給の仕事の共通点のチェックポイント

高時給をする人は、実は、普通に働く人よりも、10年も寿命が短いというデータがあります。
この調査により、高時給は、寿命を10年以上も縮めるという結論に至ったのです。
これは、フランス政府の委託で、ヴィスナール教授が約2万人の高時給交代勤務労働者を対象に調査した結果によるものです。
主に高時給労働者に現れてくる症状としては、イライラ、意気消沈、不眠、胃病などで、これらが次第に健康をむしばんでいく、寿命を縮めるのです。
こうした結果から、フランスでは、高時給交代労働は10年以上させないようにすることを発表しています。

高時給は、睡眠時間が、4?5時間になるケースも多く、そうなると、死亡率は、一気に高くなります。
労働の復権に関する法律をフランスは施行し、高時給従事者のために、温かい食事の提供を管理者に義務づけることも示しました。
人間にとって睡眠時間は一日7?8時間が最適と言われているので、高時給の労働は、人間の体をむしばむものと言っていいかもしれません。
フランスでは、高時給の過酷さを正面からとらえていて、健康と社会生活を護ろうとする姿勢を示したのです。
睡眠時間が短いと死亡率が高くなる傾向にあるので、高時給が寿命を縮めるというのは納得がいきます。
そして、高時給労働者に対しては、電話付きの休養室を作って、家庭に電話をかけられるように配備しました。
もちろん睡眠時間が短くなるのは、高時給労働者だけでなく、長時間労働者も同じで、11 時間以上の労働は危険です。
そして、高時給労働者に対しては、その後の就職あっせんや、再教育の機会を保障する法律を設けたのです。
日勤者の胃腸障害発生率と比べると、高時給者の場合、二倍強になり、これは寿命を縮める大きな原因と言えます。