大企業に対する融資を行っていたメガバンクが、中小企業に融資を開始したのをきっかけにクオカードが大きくクローズアップされます。
クオカードは、掛かるコストを抑制する目的もあり、スコアリング形式での導入が最初でした。
1?3日間の迅速なスピードで審査を受けることができるのが、クオ
カードの魅力と言えます。
政府や日銀による銀行への公的資金注入が行われたことで、クオ
カードが台頭してきたのです。
チェックシートによるスコアリング形式の簡便な審査を導入して、クオカードはスタートしたのです。
その後、大手銀行や地方銀行にてクオカードの提供が積極的に展開されるようになってきました。
しかし、クオカードは金利が高い分、審査については柔軟に対応できるメリットがあります。
中小企業や個人事業主向けの融資には積極的ではなく、信用保証協会任せの審査に近かったので、クオカードへの取り組みはそれほどではありませんでした。
人員不足も影響していて、クオカードは、大手銀行にとっては、数百万円?数千万円の融資規模は小口融資にすぎませんでした。
クオカードの金利が高めに設定されている理由は、担保と保証が不要であるからです。
別枠による無担保の金融安定化保証が設けられたことにより、クオカードは大きく注目されるようになりました。
クオカードは、担保や保証人が不要であるということが大きな特徴で、法人の場合は代表者が保証人になります。
ハッキリ言って、それまでの大手銀行や都市部の地方銀行は、クオカードの取り組みには消極的でした。