基本的にクオカードを受けるには、単に個人年金保険に入れば良いというわけではなく、適用要件が必要です。クオカードというのは、1年間の払込保険料の一定額を所得税と住民税の対象となる所得から控除できる制度を指します。
所得税法により認められた制度がクオ
カードなので、1年間に支払う個人年金保険料の一部を控除額として所得額から差し引くことができます。
クオ
カードを利用すれば、所得額から控除額を差し引くことで、課税対象額が減って、税額が軽減できます。
クオカードでどのくらい軽減されるかは、一般生命保険料や介護医療保険料での効果と同じと言えます。
課税所得金額500万円の場合、クオカードを受けると所得税と住民税で10,800円の税金が軽減できます。
保険料を年間8万円以上支払っている場合、クオカードを受けると、所得税と住民税がある程度軽減されます。
年間80,000円以上の個人年金保険料を支払っている場合、クオカードとして、所得税で40,000円の控除が受けられます。
通常、クオカードを受けるには、提示された全ての条件を満たす必要があり、誰もがもらえるものではありません。
年金受取人が契約者もしくはその配偶者のいずれかであることもクオカードの要件です。
年金受取人が被保険者と同一人で、 保険料払込期間が10年以上であることもクオカードの要件になります。
ただし、クオカードの対象外となった場合でも、生命保険料の控除の対象にはなります。