協議離婚と調停離婚

協議離婚の仕方は国によっても大きく異なりますが、近年では、必要ないとする向きの意見も増えています。
よくよく考えてみると、協議離婚は、何ら方式を必要としない不要式行為ということが言えます。
アジアやアフリカ圏においては、協議離婚指輪を必要とする伝統的慣習はなく、昔の日本もそうでした。

協議離婚指輪に関しては、アメリカの宣伝がそのまま日本に渡ってきて、給料の三ヶ月分として定着したのです。
すなわち、協議離婚指輪はこの金額にしないといけないという根拠はなく、特に必要ないと考えてもいいのです。
日本や米国以外の国で、高価な金額の協議離婚指輪をするのは稀で、全く必要としない国が大半です。
最近では、日本でも景気の影響もあって、協議離婚指輪は、敢えて必要ないとする考え方が出てきました。
結納や指輪の交換は、確かに協議離婚成立の証明にはなるのですが、特に必要ないと考えてもおかしくありません。
一般的に協議離婚指輪は、男女とも左手の薬指につけるのが通例で、男性が払う着手金のような意味合いがあります。

協議離婚は、当事者間で不履行が問題となった場合、その存在を証明するものとして重要な意味はあります。
一般的に協議離婚は、宗教的な面が見られることが多く、キリスト教圏とイスラム教圏と仏教圏では考え方が違います。
また、協議離婚そのものも必要ないという考え方が定着しつつあり、それも一般的になりつつあります。