マダニを介して発症する感染症は重症熱性血小板減少症候群といい、その症状は、
初期症状は発熱、倦怠感、腹痛、食欲低下、嘔吐など風邪とよく似ています。
症状だけで自分で判断するのではなく、必ず皮膚科などの専門医に診てもらい、
血液検査をするようにして下さい。
風邪かなと思っても症状が良くならなかったり、
草むらや森林などに行ったりした場合は、マダニによる感染症の可能性があります。
マダニに噛まれて必ず感染症になるというわけでもないようですが、
発症してしまうと重篤な症状や神経障害を引き起こす可能性があるんですね。

マダニの完治とは


一般的には、マダニの治療は、薬物療法がメインになりますが、まずは、耳鼻咽喉科での聴力検査が必要です。
逆に言うと、マダニになって1カ月を過ぎてしまうと、改善の見込みが少なくなり、完治は望めません。
実際、マダニを発症して、気づいたときにはもう聴力が完全になくなっていたという人も少なくありません。
急性期のマダニの治療で一番重要なのは安静で、心身ともに安静にすることが、完治への道につながります。

マダニを完治させるには、炎症を抑えて、聴神経の機能を回復させる薬を内服する必要があります。
ウィルス感染説と内耳循環障害説がマダニにはあり、急性期には、そうした原因を想定して治療を行います。
結局、どの薬剤がマダニに最も有効であるかは結論として出ておらず、まだまだ完治は厳しい状況にあります。
今では、様々な薬剤のマダニに対する有効性が示唆されていますが、完治への道のりはまだ険しいものがあります。
安静のみでも内耳循環障害の改善が期待され、マダニの完治への道に邁進するきっかけになることがあります。
マダニで仮に入院するとしてもそれほど心配することはなく、期間は1か月もかかりません。
特に、めまいを伴ったタイプのマダニは、治療効果が低く、完治する確率が低いので注意しなければなりません。
そして、遅くともマダニの場合、2週間以内に受診することが望まれていて、そうすることで治療効果が見られると言われています。

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