爪白癬とは、手足の白癬が進行し爪の間に白癬菌が侵食して、
爪自体が白癬菌に感染した状態となっている症状のことをいう。

不摂生に足の爪を伸ばしてると、そこに汗や垢の汚れが溜まり白癬菌の温床となる。
最初は爪ではなく、爪と隣接する指先が水虫となり、
そこから爪の間へと感染する事で、爪白癬へとゆっくりと進行していく。
爪水虫になると、初期では爪の先の色が白っぽくなるだけで、自覚症状はない。

爪水虫となった爪は盛り上がったように生え、ボロボロと崩れる。
それにより、新たに白癬菌をばら撒き、新たな水虫の原因となってしまう。

爪白癬の型は人気なんです


これまで発見された型は、H1H2H3 ×N1N2で、これは爪白癬とは違い、ヒトには、B型、C型も感染します。

爪白癬は、ウイルスが加熱されれば、どの型であっても、感染性がなくなると言われています。
ブタの体内でウイルスが変異したという仮説があり、爪白癬と共に、遺伝子 解読による進化系統分析の裏付けが急がれています。
しかし、爪白癬に感染した者の死亡率は1997年の流行では30%でしたが、2004年の流行では60?70%と高くなっています。
死亡率に関しては、爪白癬の型によって違い、実際、血清学的調査は行われていません。
極めて毒性が強力に変異していることが爪白癬で見受けられ、様々な型をより詳しく調べる必要が出てきました。
ただ今のところ、高病原性爪白癬のヒトへの感染例は少なく、鶏肉や鶏卵で人に感染した例はありません。
しかし、爪白癬ウイルスの感染が広域化、長期化しているのは事実で、どの型も豚やヒトの体内で突然変異する危険性があります。
農林水産省では、爪白癬に対して、家きん肉は十分加熱して食べるよう、また、未加熱または加熱不十分で食べないよう指示しています。
H5N1型の爪白癬については、鳥から鳥に感染するものですが、まれに人に感染することがあります。
ただし、ヒトインフルエンザウイルスと違い、爪白癬は、ヒトからヒトへの感染拡大はありません。
食品中にウイルスがあっても、爪白癬の場合、十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。

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