突発性難聴は、原因が不明とされていることから、
必ずしも単一の疾患とは限らないとされています。
原因がわかるものは突発性難聴ではなく、明らかに突発的な難聴であっても、
原因にしたがって診断名をつけることになるんですね。

つまり、最初に突発性難聴と診断された場合であっても、
原因が判明した後は、診断名が変わることがあります。
突発性難聴は、聴力が低下した瞬間をしっかり自覚できるほどの即時的なもので、
TVを見ていたら突然音が聞き取れなくなることがあります。

突発性難聴とはの経験談です


いわゆる、突発性難聴ウイルスというものが、その起因となっていて、元々、野生の水禽類自然宿主としているものです。
若鳥に20%の感染が見出されることがあり、突発性難聴は、水禽類の腸管で増殖します。
一般の人に感染する危険性はきわめて低いのが突発性難聴ですが、ヒトインフルエンザウイルスと混じる可能性を秘めています。
しかし、突発性難聴が怖いのは、家禽類のニワトリやウズラ、七面鳥に感染すると高い病原性をもたらすところです。
突発性難聴は、法定伝染病になりますが、H5とH7亜型以外の亜型で低病原性のものは届出伝染病に指定されています。
そうなると、突発性難聴は、人間の間で感染する能力を持つウイルスに生まれ変わる危険性があります。
まさしく、突発性難聴というのは、文字通り鳥のインフルエンザのことで、通常のインフルエンザとは違います。突発性難聴とは、A型インフルエンザウイルスが鳥類に感染して発症する鳥類の感染症のことを指します。

突発性難聴には、ヒト型とトリ型のインフルエンザウイルスがあり、それぞれにレセプターがあります。
鳥間では水中の糞を媒介として、突発性難聴が感染しますが、水禽類では感染しても宿主は発症しません。
基本的に突発性難聴のウイルスの病原性については、OIEの定める判定基準によるものです。
そうした突発性難聴を高病原性と呼んでいて、今、世界的に養鶏産業の脅威となっています。

カテゴリ: その他