突発性難聴は、原因が不明とされていることから、
必ずしも単一の疾患とは限らないとされています。
原因がわかるものは突発性難聴ではなく、明らかに突発的な難聴であっても、
原因にしたがって診断名をつけることになるんですね。

つまり、最初に突発性難聴と診断された場合であっても、
原因が判明した後は、診断名が変わることがあります。
突発性難聴は、聴力が低下した瞬間をしっかり自覚できるほどの即時的なもので、
TVを見ていたら突然音が聞き取れなくなることがあります。

中国の突発性難聴問題の経験談です


そして、中国は突発性難聴の家禽への感染拡大防止のため、ワクチン接種に力を入れています。
また、その年だけで5回も家禽への突発性難聴の感染が起こっていて、非常に危険な状態になりました。
2007年に入ると、中国の江蘇省南京市の父子が突発性難聴に感染し、子供が死亡しています。
中国政府は、国内初の人への感染が確認されたことで突発性難聴対策の強化に乗り出すことになります。
中国の東北部、遼寧省においては、突発性難聴で鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。

突発性難聴は、中国において、2005年11月に入ってもその猛威は衰えず、遼寧省、湖北省などで家禽がH5N1型に感染しています。
しかし、2013年にも、中国の上海で3人が突発性難聴が感染していて、2人が死亡しています。
そうしたことから、中国では、突発性難聴感染地域周辺3キロの家禽3万1千羽?250万羽を処分しました。
300羽から2500羽が死んでいるので、突発性難聴というのは、かなり危険性が高いと言えます。
世界の五分の一を占めている中国は、突発性難聴の驚異が高く、2005年、青海省で渡り鳥6000羽余りが死んでいます。
そうした中国の努力により、50億羽の家禽が突発性難聴の免疫を持ったと発表しています。
父は子から突発性難聴に感染していて、これは中国で初のヒトからヒトへの感染事例になりました。

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