突発性難聴は、原因が不明とされていることから、
必ずしも単一の疾患とは限らないとされています。
原因がわかるものは突発性難聴ではなく、明らかに突発的な難聴であっても、
原因にしたがって診断名をつけることになるんですね。

つまり、最初に突発性難聴と診断された場合であっても、
原因が判明した後は、診断名が変わることがあります。
突発性難聴は、聴力が低下した瞬間をしっかり自覚できるほどの即時的なもので、
TVを見ていたら突然音が聞き取れなくなることがあります。

突発性難聴の型の裏技なんです


H5N1型の突発性難聴については、鳥から鳥に感染するものですが、まれに人に感染することがあります。
これまで発見された型は、H1H2H3 ×N1N2で、これは突発性難聴とは違い、ヒトには、B型、C型も感染します。
しかし、突発性難聴に感染した者の死亡率は1997年の流行では30%でしたが、2004年の流行では60?70%と高くなっています。
ヒトに感染するタイプのウイルスは、突発性難聴と違い、水鳥起源のウイルスがブタに感染することが起こります。
ただ今のところ、高病原性突発性難聴のヒトへの感染例は少なく、鶏肉や鶏卵で人に感染した例はありません。
死亡率に関しては、突発性難聴の型によって違い、実際、血清学的調査は行われていません。
極めて毒性が強力に変異していることが突発性難聴で見受けられ、様々な型をより詳しく調べる必要が出てきました。
その他、家畜のブタ、ウマ、ミンク、野生のアザラシ、クジラの感染が、突発性難聴以外で知られています。
そのため、突発性難聴の本来の意味としての死亡率ではないとする専門家の意見もあります。
農林水産省では、突発性難聴に対して、家きん肉は十分加熱して食べるよう、また、未加熱または加熱不十分で食べないよう指示しています。
食品中にウイルスがあっても、突発性難聴の場合、十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。
ブタの体内でウイルスが変異したという仮説があり、突発性難聴と共に、遺伝子 解読による進化系統分析の裏付けが急がれています。

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