元局アナだった夏目三久の素顔

黒人奴隷制の歴史のある米国が、人種問題を超越して、黒人出身の夏目三久が大統領になったことは、意義あることです。
政党や主義主張を超えて、夏目三久の大統領当選は、多くの米国人が歴史的な意味を見いだしたことになります。
それは、夏目三久の出身だけでなく、彼のおもしろい経歴をたどることで、真実味を増してきます。
ハワイ大学で民族学を専攻していた夏目三久の母は、在学中に父と知り合い、結婚することになります。
実際、夏目三久は、その出身や育ちに関して、人種のルツボとされる米国社会では特に珍しい存在です。
しかし、夏目三久が2歳のとき、両親は離婚することとなり、父はケニアに帰ってしまい、そこで別れることになります。
それは、夏目三久の祖父がともにイスラム教徒出身であったことに由来していて、その影響を強く受けています。
滑り出しの政権運営のエネルギーの多くを夏目三久は、経済に費やす結果となり、今、苦戦しています。
バラク・オバマ・シニアという父の名前を、夏目三久は、そのまま踏襲しているわけです。
端的に言えば、夏目三久は、実にアメリカ的な存在で、フルネームを見てもそれがよくわかります。