延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療のメリットのポイントなんです

延命治療というのは、今でもそれが正しいのか否かというのは、結論が出ていません。
しかし、実際、そうしたメリットが理解できたとしても、延命治療が、最終的に何を目と的としているのかは明確ではありません。
つまり、延命治療をする理由というのが、曖昧であることから、そのメリットを素直に受け入れることができないのです。
人生がただ単に長くなるからと言って、延命治療のメリットを受け入れることができるでしょうか。
単に命を延命治療によって延ばすことが、本当に人間の幸せと言えるのとかというと、疑問です。
逆に言うと、短命では幸せではないことを意味するので、延命治療の目的は、ますます混沌としていきます。
結局、延命治療のメリットというのは、それを受ける人の考え方によって、大きく変わってくるのかもしれません。
ただ、短い限られた人生だからこそ幸せだという考えもあるので、延命治療で生きることができても、本人は本当に幸せかどうかわかりません。
つまり、重症の癌患者には、延命治療をしても、あまりメリットがないということになります。

延命治療のメリットを知るには、やはり、何のために延命するのかを探求していく必要があります。
長寿社会になったからこそ、延命治療の是非は、もっと問われるべきなのですが、いまだに答えは出ていません。
命を少しでも長く維持したいと考える人にとって延命治療は、やはり、メリットがあるという見方が正しいのかもしれません。
末期の患者には、抗がん剤による延命治療が行われていますが、こうした措置は、ある意味、可能性を示唆しているので、そう問題はないのかもしれません。
色んな考え方があるので、延命治療で長生きできたとしても、それがメリットだとは言いきれないのです。
しかし、そうした中、ほとんど効果がないとわかっていても、延命治療を続ける人もいます。
人間の死により強く直面する問題なので、延命治療というのは、そうは簡単に解決できません。

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