延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療と胃ろうの裏技なんです

延命治療というのは、様々な病気に対して、施されるもので、命の危険がされされた時に取り入れられる治療です。
延命治療の胃ろうは、効果は高いのですが、年月が経つと、寝たきりになり、意思の疎通が段々と出来なくなってきます。
これは、患者への負担が少ないことから延命治療の胃ろうをする人は、かなりの数がいます。
そして、実際の延命治療の胃ろうの効果ですが、3年以上生きている人が実に3割もいるというデータが報告されています。
口からものが入らなくなった患者に対し、お腹に穴を開けて胃にチューブを差し込、栄養を送るのが、延命治療の胃ろうの処置になります。
そうした問題に鑑み、医学会では、その人のためにならない場合には、延命治療の胃ろうを控えるよう指示しています。
延命治療の胃ろうは、以前は全身麻酔によって行われていたのですが、今では、局部麻酔で処置されています。
本人、家族、そして医療現場、この3つが、それぞれの立場で延命治療の胃ろうを考えていくと、実に難しい局面に立たされます。
それが高齢化社会に突入し、延命治療の胃ろうは、年寄り中心の治療へと変化を遂げていったのです。
そうしたことから、延命治療の胃ろうの問題は、大きな波紋を投げかけているのです。
つまり、延命治療の胃ろうを続けると、悲惨な姿になってしまうわけで、そこが大きな問題になっています。
延命治療の胃ろうは、一度始めると、亡くなるまで続けるというものなので、途中で止めるというのは、できかねます。
この延命治療の胃ろうというのは、お腹に小さな穴をあけて、そこにチューブを通して、胃に栄養を送り込んでいくという処置になります。
そして、手足の関節も固くなるので、延命治療の胃ろうを続ければ続けるほど、人間としての尊厳を蝕むような状態になっていきます。
全国で延命治療の胃ろうをしている人の数は非常に多く、40万人以上もいると言われています。

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