延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療のデメリットの掲示板です


死にたいと吐露する患者に対して、延命治療を施すというのは、患者にとっては、デメリット以外の何ものでもありません。
もちろん、延命治療では、本人の苦痛もあるのですが、意識がないような状態では、より、家族に負担がかかります。
家族の延命治療のデメリットは、精神的なものだけでなく、費用という現実的な苦痛も伴います。
費用に関しては、延命治療を続ければ続けるほど、大きな負担になるので、そのデメリットは非常に大きいと言えます。延命治療のデメリットというと、色々ありますが、それはやはり、家族の苦痛が挙げられるでしょう。
近年、QOLということが久しく言われていますが、それは、延命治療をする中で、大きく関わってくる問題です。
医者やスタッフは、患者と二人三脚で最後まで歩むのだというのが、延命治療の推進力になっていますが、それは尊厳死という観点からは、デメリットになります。
尊厳死自体、それほど取り上げられてないので、ピンとこないかもしれませんが、延命治療のデメリットを考える上では、キーワードになります。
医療現場では、スパゲッティー症候群というような過剰な延命治療がなされた経緯もあるので、そうした点はデメリットとして捉えて、向き合っていかなくてはなりません。
しかし、現実には、延命治療をすると、自然死よりも費用が8倍近くかかると言われているので、これは大きなデメリットです。

延命治療のデメリットは、尊厳死とも関連していて、これが認められていないから、露呈する問題でもあるのです。
そして、延命治療を続けた場合、長期化する事が多いので、これは家族にとって費用面で痛いデメリットになります。
もちろん、生きたいという人にとっては、延命治療は大きなメリットになるのですが、そこだけを見ていくと、デメリットを見逃してしまいます。
しかし、人の命にかかわるのが、延命治療なので、デメリットを解決するのは容易ではありません。

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