延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療の問題のクチコミなんです

延命治療というと、様々な問題が取り上げられていて、まず、新鮮な臓器であるかどうかという大きな問題があります。
どうせ燃やしてしまうのなら、患者に延命治療し、人の役に立てばいいというのが、そもそもの考えにあります。
つまり、生きた体から取り出した新鮮な臓器を使用しないと、延命治療が成り立たないということになります。
こうした事実があるからこそ、延命治療は、人間の尊厳にかかわる問題として、物議をかもしているわけです。
意識が無いから、あるいは痛みや不快を感じないからと言って、延命治療の問題を軽々しく片付けてはいけません。
最近では、日本国内においても、脳死による延命治療は、よく行われるようになってきましたが、それでも問題が解決したわけではありません。
臓器提供本人が同意さえしていれば、脳死状態で臓器を摘出して、延命治療をすることができます。
しかし実際には延命治療というのは、そうしたものではなく、死体から取り出した臓器は、移植には使えないのです。

延命治療は、そうした美しい言葉が判断の根拠になっているところに、問題が潜んでいるのです。
一般の人はそうした状況下において、延命治療の意思表示をしているという現状にあります。
つまり、どうせ死ぬのだからと延命治療について、安易に考えてはダメだということです。
様々な問題があるので、延命治療に関しては、敢えてこの事実を推進団体は隠していて、触れないようにしているのです。
一般的に、脳死臓器摘出については議論する場があまりないので、延命治療の問題は、なおざりにされている感があります。
しかし、問題は、一般の人が、脳死や臓器摘出について、詳しく理解していないことで、そこに延命治療の大きな問題が隠されています。

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