延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療の問題点なんです

延命治療というのは、人の命を存続させるという非常に優れた治療でありながら、一方では様々な問題点を抱えています。
つまり、安楽死や尊厳死などと関係して、延命治療の拒否に関して、本人の意思が非常に反映されにくいという点が、問題点としてよく指摘されています。
医療チームの人員不足というのは、延命治療の大きな問題点に今なっています。
また、延命治療の問題点として、本人の意思が確認出来ないということも、よく指摘されます。
つまり、本人の意思がなくなった状態で、延命治療に入って場合などは、意志を確認するすべが全くなくなってしまいます。
まず、延命治療の問題点としてよく取り上げられるのは、人の意思が反映され難いという点です。
延命治療の問題点には、苦痛を緩和出来ないということもあり、これは、ゆゆしき問題です。
そして、延命治療では、家族の意思すら反映されにくい面があるので、これは、非常に大きな問題点と言えます。
もっとも最近では、緩和技術が向上しているので、ある程度の延命治療の苦痛が緩和できるようになりました。
しかし、現状、延命治療では、1割強の患者は、症状を緩和出来ない状態にあり、これは早急に改善すべく問題点でしょう。
そして、施設や人員不足というのも、延命治療の問題点として取り上げられています。
そう考えていくと、延命治療の問題点というのは、本人の意思すらもはや、尊重できないところまできているわけで、これでは尊厳死などはほど遠い問題になってしまいます。
こうした延命治療というのは、ほとんど元気に回復する見込みがないにもかかわらず行われます。
そうすることで、家族は、延命治療により、大きな金銭的負担を余儀なくされるという、問題点に直面します。
家族が希望しなくても、延命治療は連綿と続けられるというのが、そもそもの問題点なのです。

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