延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療の意思表示の裏技なんです


そして、意思表示カードと共に、延命治療の実施については、家族に委ねるという方針も押し進めていくべきでしょう。
患者の意思表示が、延命治療中止の決定事項に大きく関わってきますが、それが出来ない場合は、家族の意思表示でも事足りると容認されています。延命治療というのは、途中で中止が認められるケースは非常に少なく、それは意思表示が大きなカギを握っています。
確かに延命治療というのは、生きながらえるだけというイメージもあるのですが、大半の人が望んでいないというのは、ある種の驚きを隠せません。

延命治療は、全国の調査でも、希望しない人がなんと8割に達していて、これは意外な結果と言わざるを得ません。

延命治療を希望しないという国民が多い以上、後は家族に任せるか、意思表示カードに委ねるのが一番ということになります。
実際、意志表示カード作成を検討しているところもあり、今後は、延命治療を進めるかどうかは、本人が意思表示で示すことになるかもしれません。
いずれらにせよ、治る見込みがない延命治療を続けるくらいなら、自らの意思表示で、延命治療を断つほうがいいかもしれません。
それにより、家族も延命治療にかかる大きな費用負担のプレッシャーから解放されます。
治療方針を家族の意思に委ねるというのは、当然、本人も悪い気はしないでしょうから、延命治療の問題は、意志表示カードと共にこれをもって解決できる可能性があります。
今後は、積極的に意思表示カードの案を具体的に進めていって、延命治療の問題を少しでも軽くすべきです。
延命治療に関しては、全国各地で、今、意志表示カードが議論されていて、多くの高齢者から、検討が必要との声が上がっています。
いずれにせよ、延命治療をしない場合は、生命の短縮を承諾するという、患者の意思表示が求められます。
患者本人に意思能力がない場合などは、延命治療をするかどうかは、家族に委ねるのがベストです。

カテゴリ: その他
カテゴリ
ログイン
RSS