延命治療は、単に命を長引かせるだけで意味がないという意見も多く、
社会問題にまで発展しています。もし、延命治療が意味のないものであれば、
とうの昔になくなっていると思うのですが、
この問題はそう簡単には片付かないと思います。

延命治療は非常に判断が難しく、これまで結論が出てこなかったのです。
食事を取れなくなった高齢者に栄養を点滴すると言うのは、
果たして正しい延命治療なのでしょうか。延命治療の場合、
その人の身体的条件や本人の意思も尊重されますが、それだけで良いのでしょうか。

延命治療の薬のポイントとは


ただ、延命治療の場合、死因の1つに重症下痢に起因する症例が見受けられるので、薬の使用は難しいところです。
そうしたことから、下痢止めの薬が、延命治療に本当に有効なのかを疑問視する声もあります。
つまり、薬を使用しても、延命治療については、あまり効果が期待できないというのが現状です。
治療に対し有効な薬が発見されていない延命治療の治療は、通常、対症療法が主ですが、免疫力の低い高齢者などは、脱水症状が懸念されます。

延命治療は、現在、有効な抗ウィルス薬はないので、ある程度は自力で治す必要があります。
下痢がひどい場合は、延命治療の場合、水分損失を防止するため、輸液などによる処置を病院ではとることがあります。
つまり、対症療法的な治療が延命治療では行われ、薬としては、下痢止めが処方されます。
ただ、延命治療で使用する薬については、ウィルスをかえって体内にとどめることになるので用いるべきでないとする意見もあります。
このことから、延命治療に感染しても、よほどのことがない限りは、下痢止めなどの薬は服用しないほうがいいでしょう。
厚生労働省も下痢止めの薬の使用は延命治療にはよくないと指摘しています。
できるだけ薬には頼らず、延命治療の治療は、水分と栄養の補給を重視することです。

延命治療は、重症例での患者のデータもあることから、下痢止めの薬の使用の是非は、慎重を期す必要があります。
下痢や嘔吐という延命治療の症状が出ても、しばらくすれば、薬なしで自然に改善することが多いのです。
一度にたくさんの水を飲んでしまうと余計に嘔吐しやすくなるので、延命治療で水分補給する時は注意が必要です。

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