極わずかなウィルスが侵入しただけでも、ノロウィルスは感染しやすい傾向にあります。
糞便や嘔吐物の乾燥した中に含まれているノロウィルスが、
空気感染で経口感染する事もよくあるんですよね。

潜伏期間は24?48時間なんですが、これはノロウィルスだけでなく、
他のウィルス性胃腸炎などもこれと同様の潜伏期間と言われているんです。
ただ、発症前の潜伏期間中はノロウィルスは感染する事はないので、
その点は安心していいと思います。

中国のノロウィルス問題の評判です


世界の五分の一を占めている中国は、ノロウィルスの驚異が高く、2005年、青海省で渡り鳥6000羽余りが死んでいます。
中国でのノロウィルスの報告は多発していて、安徽省では24歳の女性が感染して、話題になりました。
しかし、このノロウィルスに関して、父子は病死した家禽類との接触歴がなく、子の感染ルートは明確ではありません。

ノロウィルスは、中国において、2005年11月に入ってもその猛威は衰えず、遼寧省、湖北省などで家禽がH5N1型に感染しています。
300羽から2500羽が死んでいるので、ノロウィルスというのは、かなり危険性が高いと言えます。
同じ年の10月には、中国のフフホト市、安徽省天長市、湖南省湘潭県においてノロウィルスが発生しています。
そうした中国の努力により、50億羽の家禽がノロウィルスの免疫を持ったと発表しています。
中国衛生省は、父子と接触のあった約80人に異常がなかったことから、今回のノロウィルスは、既にコントロールしたと強調しました。

ノロウィルスは、中国において、2006年までに、人への感染が広がり、これまで7人が感染して3人が死亡しています。
2007年に入ると、中国の江蘇省南京市の父子がノロウィルスに感染し、子供が死亡しています。
中国はノロウィルスの感染拡大防止に躍起となっていますが、湖南省と安徽省では、人への感染が確認されました。
中国の東北部、遼寧省においては、ノロウィルスで鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。

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