極わずかなウィルスが侵入しただけでも、ノロウィルスは感染しやすい傾向にあります。
糞便や嘔吐物の乾燥した中に含まれているノロウィルスが、
空気感染で経口感染する事もよくあるんですよね。

潜伏期間は24?48時間なんですが、これはノロウィルスだけでなく、
他のウィルス性胃腸炎などもこれと同様の潜伏期間と言われているんです。
ただ、発症前の潜伏期間中はノロウィルスは感染する事はないので、
その点は安心していいと思います。

ノロウィルスの型のポイントとは

ノロウィルスは、様々な型がありますが、インフルエンザウイルスの中で鳥類に感染するのはA型です。
そして、ノロウィルスには抗原型があり、それにはH1?H16 × N1?N9など多くの組み合わせがあります。
ノロウィルスと対比されるヒトインフルエンザにおいては、これまで色々な型が流行を繰り返してきています。
そのため、ノロウィルスの本来の意味としての死亡率ではないとする専門家の意見もあります。
これまで発見された型は、H1H2H3 ×N1N2で、これはノロウィルスとは違い、ヒトには、B型、C型も感染します。

ノロウィルスには、様々な型があり、ヒトにはヒトインフルエンザというように、鳥類のみが感染するとされてきました。
しかし、近年、ヒトに感染する高病原性ノロウィルスというものが発見されていて、問題視されています。
H5N1型のノロウィルスについては、鳥から鳥に感染するものですが、まれに人に感染することがあります。
しかし、ノロウィルスに感染した者の死亡率は1997年の流行では30%でしたが、2004年の流行では60?70%と高くなっています。
食品中にウイルスがあっても、ノロウィルスの場合、十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。
農林水産省では、ノロウィルスに対して、家きん肉は十分加熱して食べるよう、また、未加熱または加熱不十分で食べないよう指示しています。
その他、家畜のブタ、ウマ、ミンク、野生のアザラシ、クジラの感染が、ノロウィルス以外で知られています。

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