極わずかなウィルスが侵入しただけでも、ノロウィルスは感染しやすい傾向にあります。
糞便や嘔吐物の乾燥した中に含まれているノロウィルスが、
空気感染で経口感染する事もよくあるんですよね。

潜伏期間は24?48時間なんですが、これはノロウィルスだけでなく、
他のウィルス性胃腸炎などもこれと同様の潜伏期間と言われているんです。
ただ、発症前の潜伏期間中はノロウィルスは感染する事はないので、
その点は安心していいと思います。

ノロウィルスの薬とは



ノロウィルスは、重症例での患者のデータもあることから、下痢止めの薬の使用の是非は、慎重を期す必要があります。
つまり、対症療法的な治療がノロウィルスでは行われ、薬としては、下痢止めが処方されます。
下痢や嘔吐というノロウィルスの症状が出ても、しばらくすれば、薬なしで自然に改善することが多いのです。
主として小腸上皮細胞で増殖するというのがノロウィルスの特徴なのですが、よく使用される下痢止めの薬は、大腸に作用すると言われています。
水分補給をノロウィルスの改善のために摂取する時は、一口ずつ飲むというのが一番良い方法です。
一度にたくさんの水を飲んでしまうと余計に嘔吐しやすくなるので、ノロウィルスで水分補給する時は注意が必要です。
治療に対し有効な薬が発見されていないノロウィルスの治療は、通常、対症療法が主ですが、免疫力の低い高齢者などは、脱水症状が懸念されます。
つまり、薬を使用しても、ノロウィルスについては、あまり効果が期待できないというのが現状です。
ただノロウィルスの場合、薬を服用しなくても、2日くらいすれば自然治癒することがよくあります。
ただ、ノロウィルスで使用する薬については、ウィルスをかえって体内にとどめることになるので用いるべきでないとする意見もあります。
そうしたことから、下痢止めの薬が、ノロウィルスに本当に有効なのかを疑問視する声もあります。
厚生労働省も下痢止めの薬の使用はノロウィルスにはよくないと指摘しています。ノロウィルスについては、今のところ、残念ながら、決定的な薬というのは存在しません。

ノロウィルスは、現在、有効な抗ウィルス薬はないので、ある程度は自力で治す必要があります。

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