おくすり手帳の低価格医薬品とは
おくすり手帳の薬は安物だとか、安いから効果や安全性が低いのではないかとおっしゃる方が時よりいらっしゃるようです。
通常、新薬のハイコストは、その大半が生産工程ではなく、研究開発工程から出て来るものです。
勿論、多少なりとも独自の添加物配合や製造工程も考えなければなりません。
ただ、それでも新薬に比べれば遙かにリーズナブルで済みますから、それがそっくりそのままおくすり手帳の低価格に反映されて来るという訳です。
おくすり手帳医薬品と一口に言っても、やはり元々の有効成分が非常に高価な薬も少なくありません。
不況が深刻化している昨今、日本でもようやく、低価格のおくすり手帳医薬品が普及して来ました。
こうなって来ると、おくすり手帳医薬品を取入れる事で、個人の医療費負担が大幅に軽減される可能性は否めないでしょう。
特に、複数の薬を長期間服用される方にとっては、見逃せない話だと言っても過言ではないでしょうね。
出産前のお母さんと生まれたばかりの赤ちゃんにそれぞれ一回ずつ投与する事でHIVの母子感染リスクを軽減出来る事で知られるエイズ治療薬「ネビラピン」はその代表格。
実はこのネビラピン、欧米では特許が切れていないため、当然、おくすり手帳提供が認められていません。
ただ、やはり厚生労働省がしっかり管理してくれるようになった事で、私たち消費者が受け入れやすくなった事は事実でしょう。
そのため、おくすり手帳医薬品として大量生産され、アフリカなどのエイズ患者の救世主となっているんですね。
おくすり手帳医薬品こと後発医薬品は、何も昨日今日に出回った薬ではありません。
元々新薬の特許は原則20年で、その後はおくすり手帳の製造が自由になる仕組みになっています。
それでも、まだ多くの先進国が市場の60パーセント近くを占めているのに対し、日本は僅か30パーセント足らずです。
それでも、新薬の7割位の価格で入手出来るでしょうし、原価の安価な薬であれば、新薬の2割程度の価格で提供されるものもあります。
まだまだ検討する価値のあるおくすり手帳医薬品、関連のブログやサイトで一度じっくり調べてみられてはいかがでしょうか。
カテゴリ: その他