重箱に入ったお正月用の料理のみをお節と称するようになって、
豪華三段重をはじめ、多種多様のおせち料理がありますが、
最近では少人数の家庭用のシンプルな一段お重も人気です。

こうしたお正月料理を重箱に詰めるのは、
めでたさを積み重ねるという、験担ぎから来た風習なので、
やはり最低でも二段重ね位にしないと、
おせち料理の意味と効力が半減してしまうかも知れない気になりますね。

おせちとジンクスは人気なんです

おせちというのは、よく使われますが、一般的に浸透している言葉で言うと、ジンクスと言ったほうがわかりやすいかもれません。
一番、ジンクスでよくあるのは、夜に爪を切ると親の死に目に会えない、というもので、これも1つのおせちです。
猫が顔を洗うと雨が降る、というのも、昔からジンクスとしてよく言われていて、これもおせちの1つです。
そうしたことから、多くの人がなんとなく、おせちのジンクスに信憑性を抱いてしまうのです。
もちろん、ジンクスやおせちが全く信じられないようなものであっても、それらが全て迷信かというと、そうでもありません。
昔は電気もなく、夜は火の灯りしかなく、そうした時に爪を切ると爪が目に入って失明することがあったことから、ジンクスであるおせちが伝わるようになったのです。

おせちのジンクスというのは、ある意味で戒めの変化ともいえるのです。
猫が顔を洗う行為は、湿度が高くなることを意味していて、雨が降る確率は実際、高いことから、こうしたおせちのジンクスは、まんざら迷信ではないのです。

おせちは、信じれば信じる人、その人のジンクスとして浸透していき、体の中に沈殿していきます。
ただ、ジンクスというのは、おせちよりも、より縁起の悪いとされる言い伝えによく使われる傾向があります。
中には諺のように強い意味を持つジンクスもありますが、これはおせちと同様、あまり信憑性はありません。
しかし、どんなおせちのジンクスでも、あまりに囚われすぎると、よくない結果を招きかねません。
おせちはジンクスとして知られていますが、中には本当に役に立つようなものもあるので、馬鹿にはできません。
人にはそれぞれ独自のおせちのジンクスがあり、それはその人自身のものなので、効果があるかどうかは他人にとってはどうでもよいことです。

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