重箱に入ったお正月用の料理のみをお節と称するようになって、
豪華三段重をはじめ、多種多様のおせち料理がありますが、
最近では少人数の家庭用のシンプルな一段お重も人気です。

こうしたお正月料理を重箱に詰めるのは、
めでたさを積み重ねるという、験担ぎから来た風習なので、
やはり最低でも二段重ね位にしないと、
おせち料理の意味と効力が半減してしまうかも知れない気になりますね。

おせち祝の、のしのポイントとは


もしそれで物足りないと感じるのであれば、のしには、御おせち御祝と書き記すといいでしょう。
品物をおせちのお祝いで贈る場合ののし紙は、紅白の蝶結びが普通で、表書きは上の段に、御祝と記します。
おせちのお祝いの席に招待できなかった人には、内祝としてお菓子などを贈り、その際、のし紙は紅白の蝶結びにして、下の段に子供の名前を書きます。
ただ、御おせち御祝とすると、御が二重になってしつこい表現になるので、避けた方がいいかもしれません。
内祝といったおせちののしの名目もあるのですが、返礼の意味を強調する意味で、御礼の方が妥当です。
どうしても丁寧にしたいなら、お祝いののしには御おせち御祝と記し、お返しには内祝いとします。
嫁いできたお嫁さんのおせちのお祝いに何と書けばいいのか、また、お返しののしにどう書けばいいのかは悩むところです。
武者人形などのおせちの飾りについては、母方の実家から贈るというのが基本でしたが、今ではそうした決まりは薄れています。

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