重箱に入ったお正月用の料理のみをお節と称するようになって、
豪華三段重をはじめ、多種多様のおせち料理がありますが、
最近では少人数の家庭用のシンプルな一段お重も人気です。

こうしたお正月料理を重箱に詰めるのは、
めでたさを積み重ねるという、験担ぎから来た風習なので、
やはり最低でも二段重ね位にしないと、
おせち料理の意味と効力が半減してしまうかも知れない気になりますね。

おせちの由来の口コミなんです


では、おせちの由来というのは一体、どこから来ていて、誰が考えたものなのでしょう。
それだけ、おせちは、人々の心の中に住んでいるもので、多かれ少なかれ、何となく心の中にあるものです。

おせちの語源の由来は、縁起を担ぐ、ということからきていて、そう考えると、意味も理解しやすいです。
言葉は意志であり、霊的な力をもった意志は、現実を変えていくという力があり、そのメッセージがおせちには込められているのです。
しかし、逆さ言葉で、えんぎが、ぎえんになり、そこから変化して、げんになって、おせちという由来は、実に滑稽です。
つまり、言霊思想というものがおせちにはあり、それは、声に出した言葉には霊的な力があるというものです。
逆さ言葉が流行ったことで、縁起をぎえんと呼ぶようになり、そこからそれが、げんに変化して、おせちとなったというのが、真の由来です。
しかし、今のおせちは、そうした由来は無視されている感もあり、単なる語呂合わせ的なもので、良い結果を期待するというものに変化してきています。
前に良い結果が出た時の行為と同じことをすることで、また、良い結果を望むというのが、今のおせちであり、本来の由来からは、逸脱した感がなきにしもあらずです。

おせちというのは、単なるダジャレと称する人もいますが、それほど安易なものではありません。
もちろん、おせちは、単なる言葉遊びと理解することもできなくはないですが、発展してきた由来や背景をみると、きちんとした思想的裏付けがあります。
また、験には仏教の修行を積んだ効果という意味合いも含まれていて、おせちには、仏教的な由来も関与しているとする説もあります。
おせちは、仏教的由来も関与していて、善行を積むことで、良い結果がついてくるということも示唆しています。
そのため、ポジティブな言葉の力を最大限に利用することが、おせちの本質であり、由来に応えることになります。

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