法律上の観点から見るとREITは、投資信託の仲間で、その仕組みはアメリカで生まれたものです。
投資信託の仲間ではあるものの、日本のREITは証券取引所に上場されている特徴があるんですね。

日本のREITは法律により、不動産投資法人という会社のような形態をとっていて
投資証券を発行しています。REITに投資する投資家は投資証券を購入し、
その資金を元に不動産などに対して投資することになります。ただ日本のREITの場合は、
金融機関から融資を受けたり投資法人債を発行して、資金調達するケースもあります。

REITの市況のクチコミなんです


市況を観察しながら、REITの場合、配当狙いで買うほうが良く、値上がりは単なる結果論でしかありません。
利益配分の原資も変わらない商品がREITなので、不動産の市況を見守りながら、賃料収入アップを図っていかなくてはなりません。
また、値上がりすると利回りは下がってしまうことになり、最近のREITは、過去6%以上あったのが平均3%台になっています。
それ自体が値上がりしても、REITの場合、収益源となる賃料家賃収入が変わらないと、利益にはなりません。

REITの中で、上場した投資法人も38社になっていて、今後益々、上場を目指す投資法人が出現すると期待されています。
現物不動産よりREITがおすすめで、その理由は、現物投資すると、修繕費などのコストがかさんでくるからです。
現物不動産で問題になるのは流動性の部分ですが、その点、REITなら、流動性が高く、換金性も優れています。
今までREITを投資対象として考えていなかった投資家も含めて、多くの人が注目するようになります。

REITは、必要以上にあまり追い回すべきではなく、株式市況は、アベノミクスで上昇の気配が色濃くあります。
最近では、証券会社も投資家獲得に向けてREITに対する取り組みを強めていて、これからの市況の伸びが期待されています。
メディアでもREITに関する情報量は増えているので、今後は、情報の氾濫の中で取捨選択をしっかり行う必要があります。REITは、不動産が好調であれば買っても大丈夫なのですが、常にその市況を鋭く観察していく必要があります。

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