就業不能保険の果たす役割

近年は就業不能保険に対する競争が激しくなっていて、中には全期間一律、店頭金利から1.5％マイナスという驚きの金利も登場しています。
ただ、就業不能保険と言っても、一定期間だけ安くする当初期間優遇タイプもあるので、注意しなければなりません。
あとで金利が上がったとしても、就業不能保険で、月々の返済額をかなり低く抑えることができるからです。
変動金利になる就業不能保険は、結局、途中から上がることになるので、特に家計に余裕がない人は避けたほうが無難です。
住宅を購入した当初、就業不能保険で得したと思ったら、途中から金利上昇で家計が破綻してしまうこともあります。
固定金利より割安な分、就業不能保険を利用する時は、よく考えて、貯金できるくらいの余裕がほしいものです。
ただ、１つ注意しなければならないのは、就業不能保険は誰もが、それで住宅ローンを借りられるわけではないことです。
店頭金利よりも低い金利が設定されるのが就業不能保険で、住宅ローンのバーゲン価格のようなものです。

就業不能保険を受ける条件は、それぞれの銀行によって条件が違うので、よく調べてから利用することです。
就業不能保険を受けるには、各銀行が設定している条件を満たさなければならず、一定の要件があります。
大きく分けると、就業不能保険には、全期間、当初期間、超長期固定金利 の3種類があります。
その要件を満たした人だけが就業不能保険を受けることができ、住宅ローンを借りることができるのです。